フィリピン パヤタス地区でのスタディーツアー、ワーク体験、ボランティア

子どもたちが抱えている問題

学ぶ事を諦めてしまう子どもたち

私たちはこれまで、奨学金支援により261名の子どもの就学を支援してきました。
2011年~2015年間の支援期間中、小学校は全員が卒業を果たし進学しました。しかし中学では90名中19名(21%)の子どもが必要な教育費の支援を継続的に受けたにもかかわらず、学校を辞めてしまいました。
 
 
子どもたちが抱えるストーリー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
基礎学力の欠如、極度の貧困への転落、家庭内暴力、周りの悪癖の影響、いじめ、家族の問題行動…
 
一言で「貧困状況にいる子どもたち」といっても、その状況は様々です。親の人生背景、価値観、考え方や行動の仕方、子どもの直面している問題、将来の展望や希望、それぞれ異なっています。こうした問題を抱えた子どもたちは、いつの日かその問題に押しつぶされてしまい、学ぶことを諦めてしまいます。
 
<パヤタスのAくんのケース>
小学生の頃は算数が大好きで成績はいつも上位。夢をたずねるといつも「勉強を続けること」と答えていました。バスケットボールが得意で、スタディーツアーで現地を訪問した日本の学生と一緒にバスケットボールをするなど、明るく活発な子でした。4人兄弟の長男でしたが、両親が頻繁に喧嘩。父親はドラッグを使い、酔うと母親に暴力をふるいました。「家にいるのがつらかった」と話します。中学から徐々に成績後退。いじめがきっかけでインターネットカフェで時間を過ごすようになり、約半年後に就学を断念してしましました。
 

フィリピンが抱える貧困の問題

4人に1人が貧困状態にあり、貧富の格差が拡大しているフィリピン。
貧困家庭の子どもは教室や教師、教科書が足りない学校で学んでいます。
設備だけでなく、授業の組み方、教師のスキルにも、他の学校と差が見られます。
高校卒業までたどりつけるのは全体の約半分です。
中途退学率
 
 
 
 
 
 
 
 
 

不安定な生活・将来の展望が持ちづらい

教育格差の問題に拍車をかけるのが、正規雇用の少なさです。
大学を卒業しても就職することが難しく、日雇い建設作業、路上での物売り、24時間労働の運転手など、危険で過酷な労働を強いられています。働いても収入はわずかで社会保障はなく、病気やケガになれば、借金を抱えざるを得ません。頑張ったら報われるという希望、将来への展望が持ちにくい環境です。

や周囲の人の職業観、人生観を受け継ぐ

高校生になると、海外出稼ぎという子も出てきます。子どもたちは外の世界に触れる機会、多様な職業についての情報に触れる機会が少なく、周囲の人たちと同じ人生のパターンをたどりがちです。
 

解決のために…ライフスキル教育の挑戦

私たちは上記した、子どもたちが抱える問題を解決し「子どもたちに未来の選択肢がある社会」の実現を目指すためにライフスキル教育を実践しています。私たちが考えるライフスキルとは「困難を乗り越え、自分と他者の幸福のため、選択、決断、行動ができるようになるためのスキルと心の持ち方」。
 
ソルト・パヤタスは、ライフスキルを現地の人たちに身につけてもらうために、現地の学校と私たちが運営する図書館の2カ所で、ライフスキル教育を実施しています。
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