フィリピン パヤタス地区でのスタディーツアー、ワーク体験、ボランティア

子どもエンパワメント事業

「変える力」をつける教育

1.奨学金支援・・・まず、学校へ

2.学習支援・・・学習の習慣をつけ、分かる!できる!喜びを子どもたちに

3.ライフスキル教育

フィリピンの教育問題

ソルト・パヤタスの教育支援の歩み

ソルト・パヤタスの子どもエンパワメント事業の特徴

なぜライフスキル?

子どもエンパワメント事業を応援してください。

「変える力」をつける教育

自分の家族はなぜ貧しく、どうしたら今の生活が良くなるのか・・・
これを考え、変えていくための思考力と行動力の源となるのは教育です。
ソルトは3つの面から貧困層の子どもたちの教育をサポートしています。

1.奨学金支援・・・まず、学校へ

20130105Payatas06学費がないために学校に行けない、生活が苦しいために中途退学せざるをえなくなった、そんな子どもたちに、奨学金を出して、就学・復学の機会を提供します。

子どもやその家族にとっては、応援してくれる人の存在が、困難な生活の中で、気持ちの支えになります。

手紙や写真の交換を通し、奨学生やその家族と支援者のお互いの顔が見え、気持ちが伝わる支援です。
 

1.現地からお届けするもの

pct_child_01
現地からココナッツ・マンゴ会員には、子どもたちから年に1度、手紙・ビデオメッセージ・成長の記録等が届きます。

2.奨学金によって、子どもたちが得られるもの

  • 制服、靴、鞄、学用品
  • 学費や学校から請求される諸費用
  • 病気になったときの治療費
  • 補習活動や給食
  • 毎日のお小遣い

【保存版】広報【保存版】代表的画像ソルト・パヤタス通学前に奨学金を受け取る子ども奨学生には、毎日、学校に行くのに必要な交通費や軽食代として(学校に給食がありません)、現地のセンターで毎日お小遣いが渡されます。こうすることで、母親達やソルトスタッフによる奨学生の日常的なモニターができ、奨学生の様子から健康や家庭の問題などを察知し対処するような体制になっています。

子ども達は一人一人自分の通帳を持っています。毎日もらうお小遣いの内、可能な範囲で、例えば、1ペソ、2ペソと少しづつ貯金をして、必要になった時、例えば急に学用品が必要になったとき、家族の誰かが病気になってしまった時などに使っています。

フィリピンでは銀行で貯金をするにも最低預金額が設定されており、それを下回ると毎月罰金が課されます。貧困層にはとても出せない高い金額です。貯蓄をする術がありません。一方、お金が急に必要になったとき、地域の人が頼れるのは、親族か町に毎日出没する高利貸しだけです。高利とは分かっていても、他に方法がなく借りてしまいます。高利貸しに頼らず生計を維持していくこと、少額なお金から、子どもたちは貯めること、やりくりすることを学んでいきます。

IMG_0716 (448x336)

新規の奨学生を決めるときは、応募のあった家族について一軒一軒家庭訪問し、インタビューし、家庭背景と本人の意思を調査し、現地在住コーディネーターを含め担当者の間で選考審査をしています。

奨学生の中には家庭の困窮により学校を休んで働きに行く子どももいます。こうした問題について、家庭を訪問し、家族の話を聞き、家族とともに有効な対策をないかどうか検討します。必要に応じ、自治体や病院、他の支援機関との連携を図ります。

会員と奨学生家庭との交流として、クリスマスカードやバースデーカード等の手紙の交換、年度末に子どもたちとその家族から届くお礼の手紙、成績表、コーディネーターからの成長のレポート、そして、現地訪問が可能な方につきましては、交流のアレンジをいたします。

特定の子どもを支援していただくケースと、同じ金額で特定な子を決めずプログラム全体に対しご支援いただくケースの2つの場合がございます。入会時にご希望をお尋ねしています。

上へ戻る

2.学習支援・・・学習の習慣をつけ、分かる!できる!喜びを子どもたちに

子どもたちの家には自分の部屋などなく、安心して集中して学習できる環境がありません。子どもセンターで、学校で学んだことを復習し、ドリル学習をします。できた!という喜びや達成感を重ね、こともたちが主体的に学ぶ意欲を育んでいきます。

小学生を教えるのは、同じく奨学金を受けて大学まで行けるようになったお兄さん、お姉さん、また外部からボランティアでやってくる大学生です。

上へ戻る

3.ライフスキル教育

目標や夢を設定し、それに向け挑戦する心の土台となるのは「自己肯定感」です。

20100918図書を読む子どもたち②子どもたちとの日々のやりとりの中で、また毎週土曜のワークショップで、自己肯定感を高めながら、遭遇する諸問題に対し健全に対処できる問題解決力、コミュニケーション力、ストレス・感情のコントロール方法などをつけていきます。

子ども図書館を運営し、本を通し外の世界の多様な文化、仕事、価値と出会う場を作ります。
また、環境教育NGOのトレーニングを受け、幼い子どもたちに自然のしくみを伝える保護者会などもあります。
エバスコさん、メイべリン

上へ戻る

フィリピンの教育問題

フィリピンの社会問題として貧困、貧富の格差があり、教育分野の課題として、学校、教室、先生の数、教材などの教育インフラの不足、特に学位を持ち訓練された理数科、自然科学分野の教師が足りないことが挙げられています。 国レベルの比較において基礎教育の就学率は高い方に入るフィリピンですが、貧困層においては他の最貧国と言われる国の状況と変わらず深刻で、貧困の悪循環、再生産が見られます。

ハイスクール(日本の中学・高校に相当)卒業率は国全体では約6割なのに対し、パヤタス・カシグラハン地区の月収4000ペソ程度(※)の貧困世帯においては、5割以下です。

(※月収が4000ペソ:日本で言うと、都心で暮らしているのに月6万円というレベルです)

上へ戻る

ソルト・パヤタスの教育支援の歩み

パヤタスでの奨学金支援は、1995年、ゴミ拾いの仕事を収入源とする大変貧しい家庭の子ども達19人の支援から始まり、2008年までの間に、日本のスポンサーから奨学金をいただいて、242名の子ども達の就学をサポートしました。

2009年2月、JICAの海外事業アドバイザー派遣制度を活用し、専門家を交え参加型評価を実施しました。 評価では、一定の成果を確認したものの、一方で、学費支援を受けながら、学校を中退していく子どもたちを減らせていない事実も間の当たりにしました。原因として、家庭内の不和、両親の不在、友人や周囲の大人の悪癖、悪習慣など、学習以外の要素が大きく、それが本人の学習意欲、人生に対する意欲にも大きく関わっていました。学校での学科中心の教育以上に、子どもの生活改善のための能力を高めること(=エンパワメント)が求められていることを確認しました。

その結果や提言、その後2010年に実施した新たな現地調査の結果、そして、自分達の現地での日々の経験の蓄積をもとに議論を重ね、2010年末、子どもたちの発達をより包括的に支援する「子どもエンパワメント事業(Child Empowerment Program以下、CEP)」への転換をはかりました。

奨学金支援事業では、公教育へのアクセスを支援するという目的で行われてきましたが、子どもエンパワメント事業は、この奨学金に加え、ライフスキル教育の概念を取り入れ、子ども達の価値観や人格形成をも視野に入れた包括的支援内容となりました。

ライフスキル教育とは、子ども達が日々の状況に健全に対処できる自尊心や価値観、対人関係技術の発達を育むアプローチの総称です。

現在は、過酷な状況に負けず、主体的に考え、生きていくための力を身につけていけるよう、ライフスキルを取り入れた子どもエンパワメント事業で、草の根レベルの子ども達のエンパワメントを目指しています。

上へ戻る

ソルト・パヤタスの子どもエンパワメント事業の特徴

1.フォーマル教育とノンフォーマル教育の組み合わせ

奨学金で公教育へのアクセスを確保し、同時に、公教育ではなかなかカバーできない学習支援、ライフスキル教育といったノンフォーマル教育活動を現地NGOらと協力して行い、子ども達を包括的に支援しています。

2.細かなモニタリング

主に現地の母親たちが中心になって、子ども達の様子を、毎日細かくモニタリングしています。毎日お小遣いを渡したり、学習を指導したりする中で、子ども達が学校に行っているかどうか、あるいは子どもたちの状態を観察し、問題が深刻化する前に発見し対応するようにしています。

3.ライフスキル

WHOやユニセフが提唱するライフスキルの中心的技能が10点ありますが、ソルトではその中で、貧困層の子どもたちに特に必要とされるコアスキルとして、次の6点を掲げています。

  • 1.自己肯定感・自己認識
  • 2.問題解決能力
  • 3.ストレス対応能力
  • 4.批判的思考
  • 5.対人関係構築力 (チームワーク/組織化、団体としての行動力)
  • 6.共感力

 

貧しい境遇にいる子どもたちは、生まれたときから様々な困難に直面しています。  個々の中に眠る力、意欲を高め、日々ふりかかる様々な問題を乗り越え、建設的な人生を歩んでいくための力ライフスキルを導入し、それを特別なワークショップの時だけに留めず、学習指導や日々の様々な生活の場面で摘要させようとしているのも特徴の一つです。

上へ戻る

なぜライフスキル?

明るく、元気、たくましくて、冗談好き、いつも笑顔というイメージをもたれることが多いフィリピンの人達ですが、現地調査や経験を通して見える姿は、大人も子どもも、驚くほど自己肯定感が低い点です。自分が貧しい境遇にいること、パヤタスというごみ山と貧困で有名な地域で暮らしていることについて罪悪感に近い感情を持って暮らしている人もいます。

夢を持ったとしてもかなえられることが少なく、努力してもそれが報われた経験が少ない、毎日が食べていくための格闘で未来のことを考えにくい、身内友人以外の外界とのネットワークが少なく情報が偏っている、そのような環境や背景が、影響しています。

奨学生Aさんのケース

ソルト・パヤタス子ども図書館(子どもから子どもによる読み聞かせ)Aさんは、自信が持てない自分について、悩んでいました。

しかし、ライフスキルのトレーニングを始め、様々なトレーナーと会って新しい考え方を学んだり、周囲の子ども達と普段はなかなか語れなかった家庭の問題や悩みを共有する場をもつ中で、新しいことへの挑戦、難しいことへ挑戦するようになり、徐々に自信をつけてきています。

Aさんは2013年6月、フィリピンの公立大学としては難関の大学に入学しました。

写真はパヤタスの幼い子どもたちに読み聞かせをするAさんです。

MRさんのケース

子どものときから家庭内暴力がある家庭で育ったMRさんには、人と接すること、自分を表現することが苦手で、殻に閉じこもるところが問題でした。

しかし、ライフスキルトレーニングの中で仲間の子ども達が同じような問題に遭遇していることを知り、悩みを共有し自分の思いを出していく機会が増え、また学習支援で高い成績をおさめるようになり、少しづつ自分の殻を破りつつあります。

すぐに劇的に変化を見せるものではありませんが、日々の活動を通して、継続的に、意識的に個々の課題を認識し、その克服をめざし、変化、成長を見せる子ども達です。

2013年7月現在、ソルト・パヤタスでは、53名の子どもたちとその家族を支援しています。

上へ戻る

子どもエンパワメント事業を応援してください。

ココナッツ会員 年額48000円・・・

一人の子どもが1年間学校に通え、補習やライフスキル教育を受けることができます。

マンゴ会員 年額24000円・・・

一人の子どもが、半年間学校に通え、補習やライフスキル教育を受けることができます。

バナナ会員 年額12000円・・・

のべ100人の子どもたちが、栄養たっぷりの給食付きの補習が受けられます。

パイナップル会員 年額6000円・・・

100人の子どもを読み聞かせの会に招待することができます。

会員申込はこちらから

上へ戻る

PAGE TOP