11.192020
【まにら新聞さん掲載記事紹介!】
台風22号(比名ユリシーズ)の大雨によるマリキナ川周辺の洪水により、貧困層支援を続けてきた日本のNPO法人「ソルト・パヤタス」は12日からリサール州の被災地区住民へ水やコメなどの食料支援を開始している。17日時点で50万円ほどの寄付金が集まっているが、資金は不足しているとして募金を呼びかけている。
井上広之事務局長は「地区では水の供給制限で、泥を洗い落としたり、料理、洗濯など日常的に使用する水が十分ではない。子どもたちは学習用品も失ったため、そちらも支援も行いたいが、まずは衣食から」と話し、段階的に支援を拡大する方針だ。被災地ではフロアマットやブランケットなどの寝具、石けん、感染症予防薬、調理用ガスタンクなども必要とされているという。
マリキナ川上流に位置する同州ロドリゲス町は、今回の洪水で大きな被害を受けており、特にカシグラハン地区では被害が甚大だった。ソルト・パヤタスの支援拠点カシグラハンセンターも一回屋根まで浸水被害を受けた。一方、同団体が同町の高台に建てた図書館は、今回の台風で一部住民の避難所の役割を担った。
ソルト・パヤタスは1995年からケソン市パヤタス地区での貧困層支援などの活動を開始。2000年に千人近い犠牲者を出したごみ集積所の崩壊事故以降、政府が再定住地として指定したカシグラハンへ移住した住民へも、奨学金支援や学習支援、図書館運営などをしてきた。カシグラハン移住後も住民には生活困窮者が多いという。
井上事務局長は新型コロナによる防疫措置で、比に戻れない中、日本から現地の比人スタッフとやり取りを続けている。
Account no.1991-0092-52,
Kalayaan branch
ソルト・パヤタス 井上
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