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[報告] パヤタスの立ち退きについて

http://ameblo.jp/shoppaize/entry-11627626749.html

パヤタスの立退きが進んでいます。
2000年のごみ山崩落事故以降、住民に対し、ケソン市は ごみ山の閉鎖を約束してきました。
しかし、現地で進行しているのは閉鎖ではなく立退きです。… 今年に入り、立ち退きは更に加速しました。
危険だからという理由で自発的に立ち退かせ、その後にゴミを広げ、またその先で危険だからと立ち退かせ、また空いた場所にゴミが積まれていく、これを繰り返してコミュニティーがゴミに浸食され、形が変わっています。
立ち退いた後、家はすぐ取り壊されます。 取り壊された家の跡と、立ち退かずに頑張る家が点在するコミュニティー。
ゴミ山の写真を撮影することは禁じられ、あちこちに監視人がいます。 撮影しようとしているところを見られると注意を受けます。
先週はとうとうLikhaのサブリーダーのロレッタさんの家も無くなりました。
ロレッタさんは、最後の最後まで、思い出の詰まった家を立退きたくないと粘っていたのですが、いよいよ目の前にゴミが迫り、パヤタスの端の非常に遠いところに、引っ越しを余儀なくされました。
この立退きの動きに対して、住民側がまとまって反対運動を起こすことを阻止するため、また交渉をスムーズに進めるため、脅しともみられる動きが見られるようになりました。
以前までは、多少の雨ではなんの被害も出なかった場所が、工事によって洪水が起こるようになったり、コミュニティーにたちこめるゴミの匂いが、各段にひどくなったりしています。
それまでは溝だったものが、小さな土管を埋めたてる工事がはじまったことで、水の通りが悪くなり、台風でなく普通の雨でも付近のコミュニティーは真っ黒な水の洪水が出るようになりました。
これに対する住民の動きはまちまちです。 私たちの調査では、同じルパンパガコ地区でも、立場がこれだけ分かれています。
ケソン市は、住民に本来補償されている居住権と住居を守るべき。
立ち退かない。
ケソン市は、ゴミの投棄を即刻停止し、立ち退きも停止すべき。
ゴミ処分場の操業については賛成、但し、立ち退きには反対。
立ち退きは止むを得ない。
しかし移転先は都市部であるべき。
立ち退きは止むを得ない。
移転先はケソン市が推奨するエコビルでもOK。
住民たちは分断されている状態です。
ある住民は、この状態をなんとか外の人に知ってほしいと言っています。
この問題に対し国内外のできるだけ多くの人の関心が集まるようにと希望しています。
静かに、個別に、交渉が進められ、住民が当たり前に持っている居住の
権利を奪われている状況を伝えてほしいとフィリピン国内メディアに訴えていますが、大きく報道してくれるところがありません。
社会的弱者、フィリピン社会の中で差別の対象にもなっている人達が、開発に翻弄され、正確な情報を与えられないまま、それぞれが孤立した形で、 「自発的」な立ち退きという名の下で、次々と移転させられています。
続く。。。
(小川恵美子 ブログより)

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